選ばれる会社になるために、
現場が求める「人」を育てる。

当社のビジョンは「お客様に選んでいただける会社」です。そのためには、他社と同じレベルであってはなりません。高い技術力を持っているのは当然のこと。現場で異彩を放つのは、いわゆる痒い所に手が届くきめ細やかな心配りです。それを実践し、お客様やパートナーたちから評価と信頼を得るのは「人」、つまり社員一人ひとりにほかなりません。だから当社では、現場が欲しがる人材の育成に力を注ぎ、一つでも二つでも上のレベルを目指し続けています。

妥協が許されない現場の安全性。
だから私たちは完璧を追求する。

きれいな現場 ― それが当社の描く、現場のあるべき姿です。では、「きれいさ」とは何か?まさに揺るぎない精度であり、建築工事に不可欠な安全性を保つものにほかなりません。そのため、採寸にマジックを使用する会社が多い業界で、当社はより繊細な線を記すことのできる墨入れ専用ペンを使うことにこだわっています。

足場を組んで解体する鳶職人は、現場の初めから終わりまでを担う中核的な存在であり続けました。自己の裁量で仕事を推し進める気概がなければ、その大役は務まりません。その自信とプライドを養うのは、絶えず「できないこと」に挑み続ける意欲です。

何事にも挑戦する情熱、完璧を追求しようとする熱意にあふれる人をお待ちしています。

代表取締役東山 直樹

屋根外装工事

矢吹大介

屋根外装工事部(入社 2007年)

挑戦と反骨の精神で続けた12年

衝撃の初命令。思わず、「就職先を間違えたか…」

夜間高校に通学していたとき、東山社長の知人から紹介されたのが入社のきっかけ。そのころはまだ他の仕事の経験がなかったので、初めての就労になりました。社長に面接してもらった結果、「明日から来い」の一言。それで16歳の私は創業1年目の東山架設に入社することになりました。

「足場を建設する」という仕事の内容は知りませんでした。ただ興味はあって、戸惑いはなかったですね。父親も建設業だったので、身近に感じてはいました。しかし、初日の現場でガツン。社長からいきなり「足場の9階まで一人で昇って降りてこい」という指示が下ったんです。指示というより、あれは命令でしたね。その足場には階段はなかったので、鉄骨を掴んでの昇降です。足がすくむような往復で、「就職先を間違えた!」という思いが一瞬、頭をよぎりましたね(笑)。

その後、一週間、1か月経過しても、やはり先輩や社長のようにスムーズに作業を進めることができませんでした。でも、辞めたいという思いより悔しさの方が大きかったんですね。「この仕事を続けて一人前になる」と強く意識するようになって12年が過ぎ、現在に至っています。

新しい業務にも大きなやりがい

入社歴でいうと、私が3番目。創業年から会社の経緯を体験しているので、貢献した実感はありますね。キャリアを積み重ねていくうちに求められることが大きくなって責任感が膨らみ、そこで結果を残すとまた期待される…こんなポジティブサイクルが生まれていました。

ただ、入社5年目に屋根外装工事部門への異動辞令が出たときは、正直、がっかり。社長から直接、依頼されたのですが、「足場の職長として築いた今までの実績に対する評価はどうなのか?」という不信感は湧きましたね。しかし、実際に手がけてみると、やりがい十分の仕事。社内では誰もやっていない業務なので、いつまでもパイオニアの気持ちで続けられています。

こういう経緯を振り返ってみると、あのとき社長が私に異動を指示したのは「会社としての新事業立ち上げは、おまえに任せる」という期待があったからではないかと思えます。違っているかもかもしれませんけどね(笑)。そのときのやり方のように、社長はかなり男気のある人物です。「プロスノーボーダーから鳶職」というキャリアが影響しているかもしれませんが、とにかく礼節に厳しく見栄えに対するこだわりが半端ではありません。正しく美しく。そうした振る舞いや指示は、すべて「工事の安全・安心」をめざすためのものだと思います。

足場工事

髙澤穀明

足場工事部(入社 2008年)

「東山のプライド」を高めて、一次会社へ

面接時も職人感あふれる立ち居振る舞いの社長

バイクの整備士でしたが、どうも職務内容に馴染めず、転職を考えていました。そんなとき、軽い気持ちでタウンワークを呼んでいたら東山架設の人材募集記事に出くわしたんです。もともと身体を動かすことが好きなので、さっそく応募。社長と面接の結果、入社が決まり、以降、10年間勤務しています。

面接で社長に会ったのは、社長がまだ20代後半のころです。最初は「おっかないお兄さん」という印象。そのときは作業着だったので、なおさら社長という感じではなく「頑固な職人」の雰囲気がプンプン漂っていましたね。

イメージどおりの足場が組めれば、仕事は楽しくなる一方

「鳶職は、上下関係が厳しい」というイメージが強いみたいですが、そんなことはありません。ただ、常に危険な環境で働いているので、口調が荒くなったり大声で叫ぶことが多いのは否定できない事実です。ちょっとした間違いで、大事故になりかねませんからね。どうしても「こわい職人」という印象が強くなってしまうんです。

しかし、事前に頭のなかで思い描いたとおり足場を組めるようになれば、仕事は面白くなるはず。そして、現場監督と打ち合わせて主導権をとれると、さらにどんどん楽しくなっていきます。そのレベルに達するまでは、嫌なことも含めていろいろな体験が必要だと思いますけどね。

足場は、それぞれ似て非なるもの

足場の組み方は会社によって、さらに言えば組む職人によって異なります。外から見るとどれも同じように見えるかもしれませんが、それぞれが個性みたいなものを持っているんです。そのなかで東山架設の足場は、全国でもトップクラスだと自負しています。何よりも「出来上がりの美しさ」を重視する社長のこだわりを社員が引き継いでいますから、「東山で仕事を覚えれば、他のどんな会社に行っても通用する」でしょう。

これこそ、まさに東山のプライドです。ゼネコンから直接指名される一次会社をめざして会社の質を高めるにも、新戦力は欠かせません。「やる気」だけ持ってきてくれれば、あとは我々がなんとかします。共に汗を流してくれる方、お待ちしています。

足場工事

内田陽一

足場工事部(入社 2011年)

継承されてきた東山のDNAを次につなげたい

鳶は、まさに現場の花形

7年前、東山架設のグループ会社に入社して鳶職を行っていました。その会社が完全独立を果たした2017年、心機一転するために東山架設に転職しました。以前の会社にいるときもかなりの頻度で東山架設の仕事をサポートしていたので、社員のみんなとは顔見知りでしたし、仕事のやり方も把握していたおかげで、新しい職場にはスンナリと溶け込めた感じですね。

鳶は「現場の花形」と呼ばれていて、基本的に工事の最初から最後まで現場にいることになります。私はそんなところに惹かれて、この職業に就きました。何もできなかった7年前と比べると、立場はかなり変わっています。人に使われる側から使う側になり、自分のセンスで自分の足場を構築することができるようになりました。このうれしさは、たまりませんね。

臨機応変なアドリブ力も評価のポイント

足場の設計は、我々のような鳶職ではなく別の担当者が行いますが、たいていの場合、詳細な情報は省かれたアバウトな図です。その図面をもとに我々が現現場で調整して組み立てています。

また、足場の他に資材を保管する小屋などを組んだりすることもあります。足場と同じで、1週間くらい前に現場監督から伝えられるおおまかな要求をもとに組み立てることがほとんどですね。そうした臨機応変なアドリブ力が評価の分かれ目になって、発注する際の決め手になることも往々にしてあるようです。

鳶という仕事を覚えたいなら、間違いなく東山架設

今、現場を任せてもらえるようになったのは、成長の証だと思います。「何百万円、何千万円という莫大な利益を生み出す場」を預けてもらっているのと同じことですから。これも、すべて社長と先輩の仕事ぶりを学べたおかげです。他会社のサポートに行くことがありますが、この二人にかなう技術をもった人には今まで出会ったことがありません。

「鳶」という仕事に憧れ、「鳶」の仕事を覚えたいのであれば、間違いなくこの会社に入るべきでしょう。そして、社長から先輩、先輩から我々に継承されている東山のDNAを受け取って、あなたの後輩につなげてほしいですね。

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